AIに関して研究してみました。

「AI失業」前夜 これから5年、職場で起きること。

PHPビジネス新書 鈴木 貴博 氏 著

結構な読書愛好家の私は、月に2冊は読書をします。実は理系なので、学生時代はあまり、特に文学の読書はしておりません。何でもググれる便利な世の中になりましたが、ソフトを商売にするものとして、やはり、お金を払って情報を得たいものです。
プレゼントで頂いて、Kindleも持っていますが、読んだ達成感は、やはり、本が一番ですね。

とある勉強会で、いくつかのグループに分かれ、事前にグループワークを行いました。

  1. AIチーム
  2. 2020年問題チーム
  3. パワハラチーム
  4. グローバル化チーム

私はAIチームでした。
何かと最近話題のAI。現在は第3次AIブームだそうです。民主党政権時代、事業仕分けで「二位じゃダメなんですか?」と仕分け対象になり予算削減をされたスーパーコンピューター「京」ですが、2011年に世界一位の座を見事得ていました。
現状、AIの開発は米巨大IT企業4社、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、頭文字をとって「GAFA」と呼ばれ、独占的に開発を行っています。人間と同等の演算能力を持つスーパーコンピューターは世界に10台しか存在せず、リターンの大きい分野の開発に多く使われているようです。プラットホームの開発、自動化とフィンテック関係、そして日産・ルノーが発表した様に自動車の自動運転化技術です。
恐いのは中国、10台のうち2台をお持ちのようで…。もともと個人の人権など存在しない国ですから、ビックデータの収集は簡単なのではないでしょうか。人口も13億人いますし、スマホの普及は8億人らしいですから。

私たち中小企業は何かすべきかというところは、「あるものを使い倒す。」と言うところで結論が出ました。まあ、簡単に導入できるのはAIで自動化された経理ソフトの導入でしょうか。私個人も今回の企業を機会にクラウド型の会計システムにする予定です。

どのチームも活発に議論がされたようですが、いずれのテーマも人口減少、特に労働人口の減少に起因するところに議論が集中したようです。
私自身もこの本を読むまでは誤解していたのですが、AI化によってなくなっていくのはホワイトカラーの仕事、つまり快適な職場で頭を使ってやる仕事です。身体を使う仕事はまだまだ自動化は先のようです。自動運転や向上の自動操業などは既に始まっていますが、設備投資額が半端ない為に、既に縮小期に入っている国内より、東南アジアを中心とした海外での投資となっているようです。

AI失業で仕事を失ったホワイトカラーは、身体を使う仕事には移動しません。
飲食業界にいるとAIが仕事を奪うなどとは考えにくいですが、お客様側の収入が下がることで売上が下がり、人手不足でも人件費を上げることができず、人員不足に拍車がかかる。このような構造になってくると思います。

突破口は現在、国会で議論されている、外国人労働者の受入ですかね。私はよく海外に出かけますので、違和感はありませんが、マチ社会の多くの日本人は、何となくの恐怖感があるんでしょうね。